裁判所で話し合って、きめたこと。

今回は大人な物件探しでございます!!
依頼者の強いご希望もあり…(多謝)、いつものノリで行かせて頂きます!!
現在離婚調停中のD様。複数の夫婦共有財産の分別の為のデューデリデンスが、そもそものご依頼
内容でございました。
協議が進むにつれて、親権と面談の機会について議論され、住居の問題が発生。そして今回UPの
物件探しとなりました。
双方代理人を通じての厳密なやり取り(笑)で、当社のご依頼人と先方に明確なプライオリティーを確認
しました。
それは、ご依頼人も、その相手方も、「同じ空間にいることすら生理的嫌悪感がある」ということと、
「それはまぁ大人の感情のことだから置いといて、子どもにはお互いに「無条件の愛を提供する」」
ということでした。
と、いうことを具体的に裁判所で決めて、今回の物件探しは「久原小学校シバリ」でした!!
ということで、まずは学区に現存する物件のピックアップから。

小学校の場合、子どもの徒歩で毎日行き来ができる範囲が学区になるケースが多く(当然)、かなり限定された
範囲での物件探しでした。なので、物件情報の確保が心配でしたが、流石は東京都大田区、小学校シバリでも
何とかセレクトする物件を用意できました。
子どもの独立後の将来の売却があると想定された物件探しなので、兎に角金融評価(つまりローンの評価額
が高いもの)を優先に物件を選ぼう、となりました。
そこで当社は狭いエリアの中でもプレミアムが出せる立地とブランドがある地名等を入念に調査した上で、
6物件をセレクト。

当日のルートマップを作成しながら、いや、最初から気がついていたけど…、
調査範囲が狭いだけに、移動方法は「歩き」がベストだっ…!

帰宅困難者になりかけたあの日から、オフィスには運動靴が常備されているぜ!!
見た目より、実用性が大切だぜ!!この非常事態にはっ!!
スーツに運動靴、見た目はダサくても、機能性重視でここはご勘弁を!!

と、いうことで、お客様と内覧を終え、打ち合わせを重ねて物件を選定。
「普通」の不動産屋のお仕事はここまでで、このあと、お互いの思いを理性的
に繁栄する形の決着をさせる為に、抵当権の効力を限定させる為の
地上権の仮登記、お互いの協議決定事項を公正証書にする等、いろいろお仕事を頂きました。
くだけた書き方になっておりますが、当社の「不動産で悩みを解決する」というポリシーの
一部をご提供することができたとの自負があり、感謝申し上げます。